種まきと恩送りを続けよう、、、ご縁を紡いで未来に進もう!

BB サマーワークショップに参加しました!

今年もセルム児童英語研究会のサマーワークショップに参加することができました。
今年は北海道の泉瞳先生による講演がありました。BBカードを使った子供たちの英語習得について調査、分析、学術的な考察されており、言語学の専門用語もわかりやすく噛み砕いて説明してお話してくださり、とても興味深く、よく理解できました。

BBメソッドとは何か!?
自分では、使っていると思っていたBBメソッドは、多くの先生が活用できていないという事実を聞きました。それは、知らず知らずのうちに、『暗示的知識』を身につけてさせたいのに、導くよう指導してしまっていたり、文法に気づくまで待てずに、気づかせるよう教えこんでしまったりしているということ。講師自身も今までの日本の教育が教え込む指導法だっただけに、経験がなく難しいということも要因だと思います。
BBカードの鉄則、「教えないを忘れない」をしっかり定着させている先生になることの難しさを改めて実感しました。

でも、遊びの中でのたくさんの反復(豊富なインプットに基づく 「使用依拠的習得」 とリキャスト(講師による言い直しを聞かせること)で、内容が理解できていく学びは、まさに母語習得と同じであり、それが言語習得の正しい方法だと思います。単語をつなげるのではなく、塊で内容理解していく(文単位でざっくりと意味を理解する)ことによって、後に分解して一部を変更して(名詞や動詞の言い換え)、新たな表現を作れる力になります。

その言い換えは、英語を使う機会を子どもたちに持たせるということ。インタラクションの必要性がここにあります。そこに母語を使用することによって
1. 英文の意味とりをさせる
2. 英語の構造を理解させる
そうして、こどもの自発的スピーキング力を育てることになります。

Daisy was waiting for the train in the rain.
バスを待っていたら?!
→Daisy was waiting for the bus in the rain.
ミスターレイクさんを待っていたら?!
→Daisy was waiting for Mr. Lake in the rain.
今待っているところだったら?!
→Daisy is waiting for the train in the rain.

このように、イメージを持たせて言い換えできるのは、BBカードの絵カードがあることで、視覚的インプットもできているから
また、何度も反復しているので、センテンスが変わると気持ち悪い→だからその持ち悪いところが文の意味を変えたところだと、スッと結びつきます
いちいち難しい文法で説明しなくてもわかるのです!

いつも同じような言い換えをしていると気づかせてくれるのは、こうしてBBカードで指導している先生方とお互いに話をしたり、ベテランの先生のインタラクションを見せて頂いて、こんな声かけもあるんだと教えて頂けるからです。

ワークショップや勉強会が必要なのは、こうした刺激や学びをたくさん頂き、自分自身を振り返って、今後につなげることができるからです。
いつも感謝と尊敬の念でいっぱいになります。
私も少しずつでも近づけるよう、これからまた心がけていこうと思います。

ありがとうございました!

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